2024年4月29日
今日は山頂で米原市のお手伝い。鹿の侵入を防止するためのネットを計画的に金属柵に変更してきており、今日は京都大学の高柳先生のレクチャーを受けながら、西遊歩道の途中にあるシモツケソウ保護エリアの下に、金属柵を設置しました。高柳先生によれば、伊吹山の鹿はスチールを編みこんだネットでも食い破り、鹿界最強だそうです。
下界は暑いくらいの天気ですが、11時を過ぎたあたりからガスと強風で気温が低下。雨も降り出しそうなので、早めに切り上げて下山しました。
朝の内は、びわ湖がきれいに見えていました。
現場まで資材を運び上げ、作業の打合せ。
まずは支柱を打ち込みます。
金属柵を当てがって
支柱に固定、特殊なアンカーを打ち込みます。金属柵は、降雪前に取り外します。
ドライブウェイから登られる方も、入山協力金をよろしくお願いします。
2024年4月27日
伊吹山3合目のユウスゲをはじめとした貴重な植物群、ユウスゲと貴重植物を守り育てる会では、これまで化繊の防獣ネットによる保護を行ってきましたが、たびたび鹿に食い破られ、その点検、補修がかなりの負担となっていました。一昨年からは、資生堂さんのご支援で、順次金属柵への変更を行っており、新たに柵を設置したエリアでは、ユウスゲ等の植生が復活しつつあります。さらにこの範囲を広げたいと、今年度は平和堂財団さんの夏原グラントの助成事業に応募し、このたび採択を受けることができました。このご支援により、さらに活動を活性化し、3合目の広い範囲で植生を復活させたいと思います。
2024年4月27日
山頂の貴重な植物群を守るため、米原市では化繊の防獣ネットを順次金属柵に変更してきています。5月28日(火)にも防護柵設置作業があり、今回は一般のみなさんにも参加していただくためボランティアを募集されています。詳細は米原市の伊吹山ポータルサイトに掲載されていますので、伊吹山が大好きな方、貴重な植物を鹿から守りたい方、ご参加をお待ちしています。
詳細、申し込みは、伊吹山ポータルサイトをご覧ください。
2024年4月25日
ユウスゲと貴重植物を守り育てる会では、3合目に植物保護ネット、保護柵を設置し、その効果を確かめるため、定期的に植生調査を行っています。今日は、ネット、柵の点検補修を行った後に、内外の調査を実施しました。たくさん咲いていたカタクリ、イブキスミレやエイザンスミレはもうなく、エビネやフデリンドウが咲きだしています。一昨年に新たに設置した保護柵(オドリコソウ柵と呼んでます)の中に、たくさんのユウスゲの株も確認できました。やっぱり効果は絶大ですね。
花の咲いていない植物も含めた悉皆調査。なかなか前に進みません。
フッキソウの群落のなかに、イチリンソウ発見。
一昨年新たに設置したオドリコソウ柵の中。今は関西タンポポやミツバツチグリ、オドリコソウ等が咲いています。
初めて見ましたユキヤブケマン。ムラサキケマンの白花品種です。
もうエビネが咲いています。
伊吹山では貴重なヤマシャクヤク。鹿に葉を食べられ、花が地面に落ちていました。
2024年4月20日
伊吹山ドライブウェイは今日開通。今年は60周年ということで、記念イベントや利用者へのプレゼント企画等もあったみたいです。
僕たち霊峰伊吹山の会は、今日も米原市のお手伝い。金属柵の設置によりお役御免となった樹脂製ネットの撤去作業でした。イヌワシ保護活動の視察に来られていた平尾米原市長の激励を受け作業開始。雪の重みや、鹿のアタックに耐えられるよう頑丈に設置したネットのため、その撤去は設置するときの倍くらい疲れます。おまけに急斜面での作業、みんな明日は筋肉痛でしょう。
まずは支柱やアンカーを抜きます。が、なかなか抜けません。
抜けました。
斜面を下まで担ぎ下ろします。
このあと、分別、括束して保管。再利用します。
山頂の花、アオイスミレ(葵菫)。最初に咲くスミレです。
キバナノアマナ(黄花の甘菜)。ふもとより2月くらい遅く咲きます。
2024年4月18日
黄砂の降る中、昨日は山頂で米原市教育委員会のお手伝い。教育委員会職員の方と一緒に、山頂直下、南側急斜面にあるオオバギボウシ保護エリアの保護柵ネットの引き上げ、破れの補修、支柱の強化、破損資材の撤去等を行いました。足場の悪い、危険な急斜面での作業のため、全員ヘルメット着用です。
そろそろ山頂でも春の花が咲きだすころ、アマナ、キバナノアマナ、キジムシロ等が確認でしました。20日(土)はいよいよドライブウェイの開通です。今年は開業60周年のため、オープニングイベントが開催され、先着20台限定で、オリジナルステンレスボトルがプレゼントされるそうです。スカイテラスのそば、うどんも半額です。
雪が降る前に下ろして、鹿にかじられないようにしておいたネットをほどきます。
破損した支柱は打ちなおして強化
ネットを引き上げます。
足がすくむような急斜面での作業です。
下から入られないよう、アンカーも追加
破られたネットは補修しました。
2024年4月12日
今日も米原市のお手伝い。米原市の職員さん、伊吹山レンジャーの方と一緒に、頂上登山道のゲート設置、ニッコウキスゲの復活をめざすエリアのネット引き上げ、西登山道沿いのワイヤーメッシュ柵設置作業でした。ごみ拾いもしましたよ。
今日もほんとにいい天気、山頂でも気温15度でした。ドライブウェイの整備も順調に進み、14日(日)に自転車のヒルクライムレースが行われ、いよいよ20日(土)午前8時に開通です。
登山道にゲートを設置。開けたら必ず閉めてくださいね。
ネットの外側にワイヤーメッシュ柵を設置。これは絶対突破不可能。
西登山道沿いのネットを引き上げます。
ここは、東登山道の途中にある、昔ニッコウキスゲが群生していたエリアです。
去年ネットを設置しました。復活してくれると嬉しいな。
昔捨てられたごみが地表に出てきています。回収して下山しました。
2024年4月10日
昨日は大雨、今日は素晴らしい天気で、3合目の保全作業を行いました。防獣ネットに穴が開いていて、鹿にユウスゲの芽を食べられたため、急遽ネットの点検と補修。数か所穴が見つかり、結束バンドやロープで補修、アンカーも追加で打ちました。その後高屋に移動し、イブキスミレやエイザンスミレが咲くエリアに踏み荒らし防止のロープを張りました。何と、もうたくさんのイブキスミレが咲いています。カタクリもいい感じで咲いてましたよ。登山禁止のため、このお花をみなさんに見ていただくことができなくて、本当に残念です。
ネットの高さが低い部分にロープを張り、鹿の侵入を防ぎます。
穴の開いたところを結束バンドで補修。アンカーも追加しました。
牧野富太郎博士が名づけたイブキスミレ(伊吹菫)。たくさん咲いてます。
カタクリ(片栗)も、ネットの中でたくさん咲いています。
最高の天気、伊吹ブルーの空。
望遠で見ると、流水の溝が、深く、大きくなっています。
2024年4月6日
今日は頂上で米原市のお手伝い。防獣ネットや防護柵のゲートを5か所設置しました。ドライブウェイは20日(土)に開通ということで、それまでに全部のネットを引き上げ、ゲートを設置、中にいる鹿を追い出さなければなりません。下界では桜が満開ですが、頂上はまだ何の花もなし。今日はお花博士がおられないので、葉っぱを見て何の植物か見分けることはできません。
それから、米原市とドライブウェイの運営会社が協定を結び、自然保護等の活動のためドライブウェイを使用する場合、通行料が免除されることになりました。これまでは、疑問を感じながらも払ってたんです。
今日は5か所設置
支柱が抜けず、打ち込めず。なかなかきつい作業です。
ネットの設置も急がねば
何の葉っぱ? わかりません
これだけ表示してあるのに
登山者1名、どこから登ったのか
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