2022年 登山道補修等の活動(8月)

2022年8月27日

7月下旬からお盆にかけての大雨で、雨の流れたところに大きな溝ができ、深いところでは3m以上あります。これまで設置してきた土砂止めも、かなり損傷しました。登山道にも雨が流れ込み、あちこちで崩れています。今日は、今後の台風等に備えて崩れた登山道の補修を行いましたが、被害はかなり大きく、当分この作業を続ける必要があります。場所によっては、僕たちの手に負えないところもあり、滋賀県や米原市の積極的な関与をお願いしたいと思います。

  • 作業内容 登山道損傷箇所の整備、土砂止めの復旧
  • 作業場所 伊吹山6合目~7合目
  • メンバー 10名、山の友人1名
  • 特記事項 今日は若手(50代)も含めて11名が参集し、作業が大きくはかどりました。先月ジギタリスを駆除したところに、外来種で全草有毒のシロバナヨウシュチョウセンアサガオが生えており、下山途中に駆除しました。

今日も5合目から1人20kgの資材をボッカ。大雨で登山道にも雨水が流れ込み、大きな溝ができています。

これまで最多、11人の仲間で作業もはかどります。

登山道補修完了。登山者の方が歩くことで、だんだん歩きやすくなります。


滑落の危険があるところを補修しました。こういった箇所は、まだたくさんあります。

大雨でできた深い溝、深さ3m以上あります。落ちたら大けが。ふもとから見てもはっきりわかります。

シロバナヨウシュチョウセンアサガオの果実(種)。クルミくらいの大きさで、触ると痛いです。



2022年8月7日

先週、滋賀・福井県境に大雨が降り、姉川、高時川が増水してテレビニュースでも大きくとり上げられました。伊吹山の登山道の状況が心配でしたが、伊吹山ではむしろ7月20日、21日の大雨で大きな被害が発生しました。かなり丈夫に作ったつもりの土砂止めが、いとも簡単に破壊されました。自然の力は恐ろしい。今日は壊れた土砂止めの復旧と、登山道の危険個所の補修をしました。作っては壊されての繰り返しですが、あきらめずに、こつこつとやっていきます。

  • 作業内容 土砂止めの復旧、登山道危険個所の補修
  • 作業場所 伊吹山7合目~8合目
  • メンバー 5名、山の友人1名
  • 特記事項 時間雨量70mmでも大きな被害。100mmの雨に備えて、滋賀県・米原市とともに、抜本的な対策を行う必要があると思います。

今日のボッカは椰子繊維ネット

大きくえぐれた登山道を補修します。

破壊された土砂止めも復旧


さらに大きな土砂止めを設置しました。

三合目の花。イブキボウフウ(伊吹防風)。根が漢方薬の「和防風」という風邪薬の材料になります。

ワレモコウ(我亦紅)。赤い花の中で、「我もまた紅」なりと、ワレモコウ自身が唱えたとか。